○都農ワインで乾杯を促進する条例

平成26年3月18日

条例第14号

都農の土地が秘める「未知の力」を信じたひとりの若者によって始まったぶどうづくりは、雨の多い気候など不適と言われた地で、幾多の困難を乗り越えて見事に成功し、栽培農家や生産量も増大するなど、ひとりの夢がみんなの夢へとつながり、尾鈴ぶどうとして県下に名を馳せるようになった。

都農ワインは、この尾鈴ぶどうを原料として製造され、国内外のコンクール等において数々の賞を受賞するとともに、他の原料を使ったワインも数多く製造されるなど、都農町から世界に発信する特産品として名実ともに広く認知されている。このことは、本町における農商工連携のモデルのひとつとして今後も大いに期待されている。

わたしたち都農町民は、ひとりの夢から始まったぶどうづくりの歴史を後世に伝え、町、事業者及び町民が相互に連携して都農ワインによる乾杯とその普及促進を図ることにより、町民の融和と本町の地域経済の更なる発展を願って、この条例を制定する。

(目的)

第1条 この条例は、本町が世界に誇る特産品である都農ワインによる乾杯の習慣を広めることにより、都農ワインの普及促進に寄与するとともに、本町に対する郷土愛の醸成を図ることを目的とする。

(町の役割)

第2条 町は、都農ワインによる乾杯とその普及促進に必要な措置を講じるよう努めるものとする。

(事業者の役割)

第3条 都農ワインの製造等を行う事業者は、都農ワインの普及促進を主体的に取り組み、本条例の目的を達成するために町及び他の事業者と相互に協力するよう努めるものとする。

(町民の協力)

第4条 町民は、町及び事業者が行う都農ワインによる乾杯とその普及促進に関する取り組みへの理解を深めるとともに、協力するよう努めるものとする。

(個人の嗜好等の尊重)

第5条 町、事業者及び町民は、この条例に規定する取り組み等を行うにあたっては、個人の嗜好及び意思を尊重するものとする。

この条例は、公布の日から施行する。

都農ワインで乾杯を促進する条例

平成26年3月18日 条例第14号

(平成26年3月18日施行)

体系情報
第1編 規/第1章 町制施行
沿革情報
平成26年3月18日 条例第14号